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NIPPONIA 美濃商家町

岐阜県

NIPPONIAでは歴史的建築物を活用し、その土地の歴史文化資産を尊重した新しい観光体験を提供いたします。NIPPPONIA美濃商家町では美濃和紙など美濃独自の資産を活かした、美濃の住民自身によるおもてなしをお楽しみください。

ストーリー

1,300年以上の歴史を誇る美濃和紙を全国へと流通させることで、かつて隆盛を誇った美濃町。平入の町屋が連なる街並みには、紙の商人たちが自身の繁栄を示すため、競って高くしていったと言われる「うだつ」が今も残っています。
美濃町の中心である目の字通りは他の通りと比べて道幅が広く、かつては町屋の軒先に露店を広げた市が行われていたと言われています。目の字通りを離れ、長良川まで歩くとかつて水運が盛んだった頃に使われていた川湊灯台がひっそりと佇み、美濃が長良川流域水運の要所であったことをいまに伝えています。

美濃の生活

雨乞いが起源と言われている、春に行われる和紙の花をあしらった神輿が圧巻の「美濃まつり」を始め、町人が様々な扮装をして行う風刺の利いた小噺「仁輪加」や、町内ごとに祀られている火除けの神様である秋葉様を出雲の国へ送り出す「神送り」など、美濃町にはかつて長良川流域の貿易拠点としての隆盛を支えた商人たちが大切に守ってきた伝統が今も息づいています。

美濃の生活
美濃の体験
美濃の体験

街中から離れた手漉き和紙職人の住む紙の郷で、職人と語らいつつ、実際に紙漉きを楽しんでいただけます。紙を漉く際に出る軽快な水の音は、街の喧騒を忘れさせるように心に沁み渡ります。紙の郷で紙を漉いた後は、商人の息遣いを感じられる大蔵の中で、紙と共に情報を伝える技術として発展した活版印刷を使って、自分だけの作品を作ることができます。
また、美濃の生活に寄り添うように流れる清流長良川では、古くから伝わる鮎の伝統漁法「夜網」を見学し、漁師とともに採れたての鮎をいただくというように、美濃独自の文化に心ゆくまで浸ることができます。

建物のストーリー

NIPPONIA美濃商家町は和紙の原料問屋を営んでいた「松久才治郎」が賓客をもてなす別邸として、明治後期から大正初期にかけて建設したと伝えられています。才治郎が商品である楮(こうぞ)を仕入れる為に鉄道の切符を買うと、楮の相場が動いたという逸話が残っている程に影響力の大きな商人でした。建物からもそうした様子を窺い知ることができ、銀行員が常駐していたという一軒家程の金庫蔵、継ぎ目のない廊下板など様々な部分から当時の繁栄を感じることができます。
豪快な商売とは対照的に、才治郎自身はお茶をこよなく愛した文化人でもありました。敷地内には本茶室に加えて寄付、稽古用の茶室まで設けられ、才治郎がお茶へ傾けた情熱を今に伝えています。

紙商自慢の庭園を楽しむ
満月(定員4名様)

紙商自慢の日本庭園を望むことができる和室では、庭を見ながら語らう雅やかな時間をお過ごしいただけます。和紙をふんだんに使った茶室に加え、重厚な畳床や波打つ無双窓など主人がこだわり抜いた建屋も魅力。

紙商の生活を感じるお部屋
綾錦 (定員7名様)

定員が多く、ご家族・グループでの滞在に適したお部屋です。主人の書斎に見立てた部屋で古書を楽しみ、歴史に思いを馳せられます。紙商の暮らしを肌で感じることのできる空間をお楽しみください。

心落ち着く茶室でのひととき
残月 (定員4名様)

二つの庭と茶室を備えたお部屋。茶道に傾倒した主人の作った茶室で抹茶を嗜み、四季の移り変わりを感じる庭に面したお風呂に入る。紙商が大切にした風流を感じさせるおもてなしをご堪能いただけます。

金庫蔵を改装した秘密の宿泊棟
金剛 (定員5名様)

蔵ごと金庫というスケールの大きな空間をそのままお部屋としました。重厚感のある扉の向こうには、当時のまま檜の収納棚が残されています。2階の窓からはかつての城跡がある小倉山を望むことができます。

和紙職人こだわりの作品に浸る空間
陽明殿 (定員4名様)

母屋から少し離れた倉庫蔵を改装したお部屋。吹抜けへと続く壁には手漉き和紙職人渾身の作品が貼られ、庭に面したデッキには当時の瓶(かめ)を使った露天風呂をご用意。職人の遊び心溢れる空間です。

大人な時間を過ごす楮蔵
大極殿 (定員2名様)

蔵を改装し、高い天井と広い土間を活かした空間は、当時紙商が芸術家のパトロンとして活動場所を提供していたのでは?と想像が膨らむ。唯一キッチンを備えており、おつまみを作りながら地酒を楽しむこともできます。

Photo Gallery

アクセス

〒501-3728 岐阜県美濃市本住町1912-1
長良川鉄道「美濃市駅」より徒歩13分
東海北陸自動車道「美濃I.C.」より車で10分(約3km)

宿泊者様用駐車場のご案内
美濃I.C.より高速出口の信号「美濃IC口」を右折後直進。信号「下松森」を左折し国道156号線を道なりに進み信号「殿町」を右折。
右折後左側に駐車場のサインがございます。(入り口は美濃和紙あかりアート館手前)

運営者

NIPPONIAではその地域に暮らすように泊まっていただくため、集落などの住民がおもてなしします。

  • 株式会社松久永助紙店 取締役

    松久恭子

    美濃市うだつの町に生きる現代の紙商。松久永助紙店の取締役。和紙問屋業の傍ら、雑貨店を営み、和紙の可能性を追求中。
    美濃市の活性化にも勤しみ、時には当施設の案内役 に。昔ながらの紙商の暮らしを伝え聞く五代目が番頭台でお出迎えいたします。

  • 丸重製紙企業組合 三代目理事長

    辻晃一

    紙漉きの村で機械抄き美濃和紙メーカー丸重企業製紙組合の3代目理事長を務める。
    美濃と和紙をこよなく愛し、和紙の可能性を追求する為、当施設の中に和紙の原紙ショップ 「Washi-nary」を開業。
    和紙を探求しつづける和紙ソムリエが、まるでワインを楽しむように和紙の深い世界をご案内します。

母屋にあるお部屋“満月”のラウンジ。長良川で漉いたアート和紙が目を引く。

紙商自慢の庭園。“満月”から楽しむことができ、夜はライトアップも。

“残月”の壁2面にもアート和紙が施されている。

紙商自慢の和紙がふんだんに使われている。

改修の際に出た木くずを和紙とともに漉き、壁面に使うことで、建物の歴史を壁に刻んでいる。

プランベートスペースに簡単なお風呂を設置。部屋内にもお風呂は用意。

蔵を長期滞在も可能なお部屋に改修。

母屋の奥へと続く通路。

自身が漉いた和紙に、活字を組みわせて作った版=活字組版で文字を印刷します。

活版だけではなく、墨で文字を書くこともできます。

和紙職人の工房を訪問し、職人と同じ道具で和紙を漉きます。